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コラム

2017.09 京の庭・京の広場 京都府立植物園…面白くてためになる緑の大広場

京都府立植物園

 鴨川の東側に沿って、北山通りと北大路通りの間に広がる京都府立植物園は、「日本一おもしろい、心安らぐ植物園」を基本コンセプトにした楽しい植物園である。草木を見てストレスを感じることも、興奮することもないから「心が安らぐ」のはもっともだが、「おもしろい」をコンセプトにしている植物園はおそらくここだけだろう。

 自然林や手入れの行き届いた人工林が拡がる中に、折々の草花、山野草、洋ランやバラ園、そして4,500種類25,000本の熱帯植物が展示されている温室など、24ヘクタールの敷地に花と樹木がいっぱい。そして随所に拡がる緑の空間の解放感も、嬉しい。 街中とは思えない密度の濃い林を抜けると、少し柔らかくなった秋の光がまばゆい。四季を問わず花と緑を鑑賞し、学習して、自然を満喫できるこの植物園は、園全体が広大な広場なのである。

 興味深いイベントもまた年中行われている。週替わり、月替わりで植栽の手入れから山野草の育て方の勉強会等の催しが開かれ、毎週土曜日には植物園のスタッフが見頃の植物を一緒に歩きながら紹介してくれる等もあって、熱心なファンも多い。
 そんな植物園も戦争中は食糧難から菜園となり、戦後も長い間接収されていて、植物園として再び開園されたのは1961年。それから半世紀余りでここまで甦ったのは、たゆまぬ行政と市民の働きかけと自然の回復力の結果だろう。ここには、行楽客に媚びたあざとい商業施設も観光客向けの土産物屋もない。ただ、「日本一おもしろい、心安らぐ植物園」にしようという熱意と、良く手入れされた自然があるだけである。

 しかもこの植物園の開園は、昼間だけではない。早朝の観蓮会や朝顔展、夜に咲く花の鑑賞会などが時節に応じて催され、12月にはイルミネーションきらめく夜の観覧も行われている。直近では、中秋の名月にあたる10月4日(水)、『名月鑑賞の夕べ』が予定されている。月面探索の天体望遠鏡も用意されているが、この夜ばかりはコンサートの音楽をBGMに、夜風にそよぐ木々の囁きと満月を楽しみたい。(M)

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