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コラム

2018.12 新京都八景…師走の夜にキラキラ、街中イルミネーション

メタセコイア並木 京都は、冬も素晴らしい。雪の積もった金閣寺が北山をバックにして朝日に輝いているのも、知恩院の三門が東山の雪景色の中に黒々と立ちはだかっているのも素晴らしい。しかし、そんな雪景色はもうあまり見られない。最近は、ひと冬に1~2度しか積もらない。
 雪に代わって京都の街を彩るのがイルミネーション。市中心部の商業施設やその周辺を初めとして、大学、結婚式場、植物園でも、また中心から離れたメーカーの本社周辺や、最近は大きな通りから入った小路や住宅街のあちこちでも見かけるようになってきた。澄み切った夜空から星がきらめきながら舞い降りてきたような、時間と空間を超えた光の世界を演出して、ひと時せわしない師走気分を忘れさせてくれる。

 とりわけスケールの大きいのが下京区のローム本社とその周辺エリアのイルミネーションである。五条通りからローム本社に続くメタセコイアの並木の、それも頂上まで飾り付けられた電球は86万個で、その絢爛豪華さは金に糸目をつけなかった江戸末期の豪商の大盤振舞いを連想させる。

対して、(今年は耐震工事で中止だそうだが)上京区の平安女学院のイルミネーションは、御所西の静かな住宅街にあって小規模ながらキラキラと光彩を放っている。女子学生の想いが溢れた楽しい飾りつけだ。聖女アグネスを敬い、キリストの生誕を祝っているからか、人の世の幸せを願うメッセージが込められている。

イルミネーション 周辺の住宅街でも、通りに面した木々に電飾しただけのシンプルなイルミネーションが、凍てつく家路を暖かくしてくれる。こちらは、Xmas行事と言うよりは、長い冬を彩るささやかなイベント、年を越して節分ぐらいまで続く。飾る、飾らないは各戸の気持ち次第。誰が見るのか、見ないのか、冬の夜の秘かな楽しみの一つなのである。

 どこのイルミネーションも、流石にお花見のような宴の場にはならないが、「夜目 遠目 笠の内」まばゆい光は闇もまた演出する。良いことだけが浮かび上がってくるが、色々あったこの一年、区切りの格好の場でもある。原発事故は過去のことになり、節電対策よりも少子化対策が優先される平成最後の12月、イルミネーションは年の瀬に不可欠な舞台装置なのだろう。(M)

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