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コラム

2017.02 京の食材 京都ラーメン物語…国道1号線『銀閣』

京都ラーメン物語 京都は、実はラーメン天国である。札幌ラーメンや福岡の長浜ラーメンのような知名度はない。全国的にチェーン展開している京都発のお店もあるが、いずれも『京都』を”売り“にしていない。京都ラーメンなんて言ったら、アッサリ味の不味いラーメンと思ってしまう。実際京都のラーメンには、醤油味も塩味もあれば、煮干しや鶏がら、豚骨の出汁もあって、どのお店も夫々のスープでありチャーシューであり麺である。だから、『京都ラーメン』と一括りには出来ない。

 JR京都駅の東京寄りに通称タカバシという高架陸橋がある。その坂の途中に何の変哲もないラーメン店が2軒、隣接して開業している。行列が無ければ、ただの家屋と見過ごしてしまいそうだ。坂の斜面にあるから立ち辛いが、休日には長い列が出来、最近は欧米人も並んでいる。京都人は並んで待つのを嫌がるから、恐らく旅行客なのだろう。1軒は醤油味、他方は豚骨スープで麺の太さも違って対照的なお店、張合いながら共存している自立と連帯のライバルラーメン店!
 最近は、洛北の一乗寺がラーメン店の集積地である。一乗寺と言えば、宮本武蔵と吉岡一門の下り松の決闘だが、今はラーメン道場の決闘。1キロ㎡ぐらいに20数店舗がひしめき合って、ド派手なネオンでしのぎを削っている。毎日が決闘だが、どのお店のラーメンも旨いと決着がつかない。レベルの高い競い合い、見事に働いている競争原理!

京都ラーメン物語 南の外れ、国道1号線の南インターよりさらに1キロほど南に『銀閣』という文字通りの個店がある。メニューはラーメンと餃子と焼飯のみ、唯一の謳い文句が「変わらぬスタイルで味を守り続けてます」というシンプルさ。銀閣寺道の疎水の橋のたもとで、屋台の店を出したのが始まりとか。牛丼屋もカフェもマクドも無かったが、将来を熱く語る夢見る学生がいた半世紀以上も昔の話しだ。今では立派になった調理場だが、昔と変わらず割り箸で沸騰する大鍋の麺の茹で加減を計り素早く掬い取る職人スタイルと、京都人の舌に応える変わらぬ探求心が京都ラーメンの原点なのだろう。(M)

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