コラム

2012年3月 京のパワー-将軍塚

2012 March 鳴くよウグイス平安京…794年、長岡京からの遷都は、東山36峯の華頂山に桓武天皇が立った時から始まった。
 和気清麻呂に案内されて三方を山に囲まれた盆地を見下ろした桓武天皇が、ここに新しい都の造営を決断し、守護神として2.5mの武将像を埋めたと言われる。以来1218年、今も青蓮院別院の将軍塚に鎮座して、勿論伝説ではあるが、都の大変事には鳴動し、警報を発するという。

 山頂の展望台から眼下を見下ろすと真ん中に京都御所、右手の北山辺りから賀茂川の流れが糺の森に連なり、遠方には墨絵のような紫煙の西山、南方には淀川の流れが光る。
 大きくは無いがこの自然環境があったからこそ、平安京が『京都』として存在し続けられたのだろう。

 自然環境に逆らわず、自然の脅威からの防御を神に仮託して、この地に都造りをしてきた先人の知恵に感謝しつつ、改めて3.11後のこれからを考えたい。 (M)

 (将軍塚は本社より三条通りを東へ車で15分、華頂山山頂にあります。写真はOUE)

【2012年03月01日】

前のページへ戻る