2011/10/01
2011年10月 京のパワー-御金神社
稔りの秋ではあるが、黄金の秋とは言い辛い今年の秋。こんな時だからこその有り難い神社が御金(みかね)神社。金・銀・銅からレアメタルまで金属全てを司り、昨今では資産運用の神様としても崇められている。
震災復興、原発事故の後処理に加えて世界経済危機の深刻化という大きな課題に、一人一人が強い信念とひるまない覚悟を持って立ち向かわねばならないが、一進一退、思い通りに進まないのがこの世の中。
そんな時に心強い後ろ楯になってくれそうなのが金山毘古神(かなやまひこのかみ)を主神とするこの御金神社のご利益。
京都市内のど真ん中、ビルの谷間にゴールドの鳥居、現世利益を願うイチョウ型の絵馬がストレート過ぎて楽しい。お祭りの時には金魚が奉納されるが、こちらは『金』とは関係ないようなのも微笑ましい。御金の神様でありながら、到底大金持ちとは見えないこの神社のご利益は、或いは金の亡者にならないところにあるのかもしれない。 (M)
(御金神社は西洞院通御池上るに位置し、京都本社より西北に徒歩10分)