2010/10/01
2010年10月 京の花-路地の金木犀
お彼岸を過ぎたら一挙に涼しくなった京の秋、何処からともなく漂う甘い香りが金木犀。
9月末頃から咲き出すが、一度散って2週間ぐらい後にまた咲き出す、2度咲きの花樹。橙黄色というか、オレンジ色を濃くしたような小さな花が一塊りになって咲いている。
金色の木犀――犀(サイ)のように固い、強い木という意味だろうか?本場の中国では桂林の“桂”らしいから、日本人が付けたのだろうが、深い緑の葉っぱと小さな橙黄色の花、それに強い香りにふさわしいネーミング。
京の町では、神社仏閣の庭や、車の往来の少ない細い道や路地の植垣などに良く見かけ、辺り一帯に芳香を放っている。但し、祇園の路地に漂う金木犀の甘い香りは、ちょっと「ヤバイッス!!」かな?(M)