2013/12/01
2013年12月 京のゲート 師走の『先斗町通り』
またまた難読だが、こちらは『♪富士の高嶺に降る雪も~♪京都ポントチョウに降る雪も~♪』と歌われて、すっかりお馴染みになってきた。何故『ポントチョウ』というかは、『鼓の音がポンと』とか、ポルトガル語の『PONT…(先、前)』からきているとか言われているが、どっちにしても『先斗町=ポントチョウ」で充分通じている。
ただし、先斗町は正式な町名ではなく、鴨川と高瀬川・木屋町の間の三条~四条間の通り一帯をいう。
通りの幅はわずか2メートル弱。南北500メートルの間に50余りの横路地があり、大小500以上のお店が軒を連ね、舞妓さん芸妓さんも行き交う。鴨川名物の高床式のお座敷はこの通りの東側のお店の奥座敷にあたる。
ここ数年に比べて、多少は明るい兆しが見てきた今年の忘年会シーズン。騒ぎ疲れて、白光のパネルに筆文字の上品なゲートをくぐれば、一筋西隣りの木屋町通りのケバいネオンと騒ぎが嘘のようなしっとりした先斗町。京の夜の風情をお楽しみください。(M)